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気まぐれに更新する小説ブログ。
2024年11月22日 (Fri)
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2010年02月16日 (Tue)
最後です。
お題がお題だけに、若干シリアスっぽいです。
今の日雛界考えると辛い方もいると思うので、お伝えしておきます。

では↓より

ハラハラと空から季節はずれの雪が降る。
尸魂界にはたまにこうして季節はずれの雪が降る。
その根源は、殆んど日番谷くんで。
「・・・また、悲しい事あったの?」
「雛森」
斬魄刀を背負ったまま曇天の空を見上げる日番谷くん。
その姿が切なくて悲しくなった。
彼が雪を降らせるとき。
それは自分の部下を亡くした時。
彼は必ず雪を降らせる。
泣けない彼の涙のように儚く降り続ける。
変わりに空が泣いてくれる。
「・・・私も」
「ん?」
「私も死んだら降らせてくれるの?」
そしたら貴方に包まれて良いだろうに。
「お前は俺より先に死なせねぇよ」
「・・・え?」
「お前は俺より長く生きろ」
そういう彼の目が強くて、少し驚いた。
「・・・嫌だよ。その時は私も一緒なんだから」
「・・・雛森」
「2人で雪に包まれて・・・幸せに」
涙が出そうになって彼に抱きついた。
彼は私を抱きしめ返してくれた。

最期の時は貴方と共に―
暖かい雪に包まれ、2人で天に昇る。
”さようなら”など言うつもりはないのだから―
----------------------------------------------------------------
直接使うと辛い事になるので(苦笑)、このようになりました。
言葉お題では珍しいパターンw
シリアスは最小限に抑えたのですが・・・やっぱり難しいです。
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