気まぐれに更新する小説ブログ。
いきなり飛んで3つめ。
「生きてください」です。
純粋な日雛・・・だと思われます(え
↓よりw
「生きてください」です。
純粋な日雛・・・だと思われます(え
↓よりw
[生きてください]
「早く運びなさい!」
四番隊隊舎に珍しく卯の花隊長の大声が響いていた。
その様子に、私は胸騒ぎがした。
運ばれてくる隊員達は他隊だったけど、見覚えがあったから―
「日番谷隊長!!」
「隊長!しっかりしてください!!」
担架に乗せられて運ばれてきたのは、思ったとおりの人物。
夢であれば良いのに、と願わずにはいられない大切な人。
「日番谷くん―・・・」
あれは5日前。
いつものように、昼休みに十番隊執務室にいる日番谷くんを訪ねた時の事だった。
あの時の彼は、今思えば切なげな表情をしていた。
「どうしたの?日番谷くん」
でも、その時の私は”何か違和感がある”だけしか分からなかった。
「いや・・・何でもねぇよ」
ふーん・・・と何気ない反応をしたのだけれど。
本当は気になって仕方がなかった。
次会ったら聞こう、そう思っていた。
だけど、お互い忙しくて会えなかった。
でも、さっきの彼を見て分かった。
彼はあの時から覚悟していたのだ。
何故、その場で聞かなかったのだろう。
不安を抱く彼にどうして気付いてあげられなかったのだろう。
彼を勇気付けてあげられなかったのだろう。
「どうして・・・・・・日番谷くんの事を気遣ってあげられなかったんだろう」
彼の寝ている病室で手を握りながら後悔し続ける。
卯の花隊長によって処置を施された一命を取り留めたものの、目を覚ましていない。
「どうして・・・行く前に生き残る事を諦めたのよ・・・」
それだけ大きな任務だったのだろうと頭の中では分かっている。
でも言ってしまうのも仕方がない事で。
「あきらめないでよ・・・生きてよ。・・・私や乱菊さん、十番隊の隊員の皆を残して死なないでよ」
言葉と共に彼の手を強く握って願いを込める。
あなたが生きてない世界なんて生きられない。
それだけ大切な事、分かってる―?
お願いだから―
「生きてください」
----------------------------------------------------------------
やっぱりこれはシリアスです。
幼馴染以上恋人未満な2人(え
雛森にだけ弱みを見せたりしてほしいなぁ・・・なんて思うけど、プライド高いからなぁ、なんて思いながら書いてました。
「早く運びなさい!」
四番隊隊舎に珍しく卯の花隊長の大声が響いていた。
その様子に、私は胸騒ぎがした。
運ばれてくる隊員達は他隊だったけど、見覚えがあったから―
「日番谷隊長!!」
「隊長!しっかりしてください!!」
担架に乗せられて運ばれてきたのは、思ったとおりの人物。
夢であれば良いのに、と願わずにはいられない大切な人。
「日番谷くん―・・・」
あれは5日前。
いつものように、昼休みに十番隊執務室にいる日番谷くんを訪ねた時の事だった。
あの時の彼は、今思えば切なげな表情をしていた。
「どうしたの?日番谷くん」
でも、その時の私は”何か違和感がある”だけしか分からなかった。
「いや・・・何でもねぇよ」
ふーん・・・と何気ない反応をしたのだけれど。
本当は気になって仕方がなかった。
次会ったら聞こう、そう思っていた。
だけど、お互い忙しくて会えなかった。
でも、さっきの彼を見て分かった。
彼はあの時から覚悟していたのだ。
何故、その場で聞かなかったのだろう。
不安を抱く彼にどうして気付いてあげられなかったのだろう。
彼を勇気付けてあげられなかったのだろう。
「どうして・・・・・・日番谷くんの事を気遣ってあげられなかったんだろう」
彼の寝ている病室で手を握りながら後悔し続ける。
卯の花隊長によって処置を施された一命を取り留めたものの、目を覚ましていない。
「どうして・・・行く前に生き残る事を諦めたのよ・・・」
それだけ大きな任務だったのだろうと頭の中では分かっている。
でも言ってしまうのも仕方がない事で。
「あきらめないでよ・・・生きてよ。・・・私や乱菊さん、十番隊の隊員の皆を残して死なないでよ」
言葉と共に彼の手を強く握って願いを込める。
あなたが生きてない世界なんて生きられない。
それだけ大切な事、分かってる―?
お願いだから―
「生きてください」
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やっぱりこれはシリアスです。
幼馴染以上恋人未満な2人(え
雛森にだけ弱みを見せたりしてほしいなぁ・・・なんて思うけど、プライド高いからなぁ、なんて思いながら書いてました。
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