雛森誕生日記念小説です。
兎雛森パロ。
何のひねりも無い話ですいません;;;
急いで入力したたため誤字脱字等あるかもしれません。
見つけた場合は拍手等でお知らせいただけると幸いです。
では↓より。
「ほら、やるよ」
ある日の事。
いつものように夜のデートを楽しんでいた時の事だった。
彼からいきなり桃色の包みが渡された。
「え?」
「今日、誕生日だって言ってただろ?」
だからやる、と。
驚いた。
普通の人間の頃は祝われた事はあったけど、兎の呪いがかけられてからは初めてだった。
「ありがとう!開けてもいい?」
「あぁ」
了承を貰って袋を開けてみると、中には赤いリボンが入っていた。
「リボン・・・?」
まさか私が昼間は兎だと気付いて―?
首輪の意味なのでは―
「お前、髪長いから良いと思っただけだ」
「・・・そっかそうだよね」
彼に聞こえないぐらい小さな声で呟いた。
兎の姿で一度遭遇した事があるからドキドキしていたけど、それは杞憂だったみたいで。
そうだよね。
常識で考えたら兎が人間になるわけないもんね。
「ん?どうした?」
「ううん!・・・ありがとう!」
黙ってしまった私を不思議に思ったらしく、問いかけてきた彼に誤魔化した。
そして、ゴムをはずして髪をといて、彼から貰ったリボンで結んだ。
何を思って、日番谷くんは私にリボンをくれたのだろう。
本当に髪が長いって理由で―?
何となく、日番谷くんが別の意図でくれたように思ったのは何故なのだろう。
―いや、深く考えるのはやめよう。
今はこのプレゼントを素直に喜びたい。
彼が私の為に選んでくれた事を嬉しく思いたい。
知らないほうが良い。
真実なんて―
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雛森誕生日小説パート1(のつもり)
変わった話が書きたくて兎パロで書いたのですが、ひねり無かったという(苦笑
切なくなってしまうのはこの設定では仕方ない事ですが、誕生日ぐらい明るく書いてあげたかったです。