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気まぐれに更新する小説ブログ。
2024年11月23日 (Sat)
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2009年06月15日 (Mon)

日商も終わりましたので更新。
入力途中で、終わってるのから消化します。

随分前にDIARYで「気分が落ちて死ネタを書いたけど暫くはお蔵入りさせます」と言ったのを。
そうです。
死ネタです。
今回は日番谷が死んでます。
苦手な方は閲覧注意。

何故載せたって?
・・・これ以上放置したらボツにするだろうから(滝汗

↓より


「・・・・・・」
日番谷くんが世界から消えた。
任務で隊員を庇っての事だった。
彼らしいといったら彼らしい。
「日番谷くん・・・」
私が彼の死を知ったのは、いつものように書類を整理している時だった。
四番隊に重症の状態で運び込まれてきた日番谷くん。
懸命に処置を施されたものの、彼は助からなかった。
彼の死は沢山の死神に衝撃を与えた。
特に彼が率いていた十番隊の隊員に悲しみは大きいものだった。
副隊長である乱菊さんも彼の死を悲しみながらも、隊員達をまとめていた。
その姿が私には凛々しく見えた。
数百年前、私は同じように敬愛していた隊長を失った。
死ではなく裏切りだったけど―
その時、私は乱菊さんのように出来ず、床に伏してしまった。
周りの皆が支えてくれたのが彼だった。
「日番谷くんは優しかったね・・・」
写真の彼に話しかける。
勿論、返事はない。
「・・・手紙、書いてくれてたんだね」
隊葬の後、乱菊さんから受け取った手紙。
日番谷くんの部屋から発見されたらしい。
遺書のようだけど、机の奥底から見つかった事から、恐らく生前にいつか来るこの時のためにと書いていたのだろう。
「日番谷くんからの手紙、これが初めてなんて」
生前、一度も手紙を貰った事は無い。
そう、この手紙が日番谷くんからの最初で最後の手紙になる。
複雑な気持ちで手紙を開く。

【雛森へ
 これを読んでる時、俺はいないんだろうな。
 死ぬまで見られないようにするつもりだしな。
 お前は俺の死を悲しんでるのか?
 ・・・お前の事だから「日番谷くんの馬鹿!」とか言ってるんだろうが。
 泣いているのなら、今すぐ泣き止め。
 お前は笑っている、ずっと】

「日番谷くん・・・無理だよ」
日番谷くんが死んで笑っていられるわけない。
その後の文章も、私を励ますような言葉ばかり。
日番谷くんらしいけど、それが悲しくて。
「日番谷くんは・・・私が日番谷くんを好きだって知らなかったから、こんな事が書けるんだよ!!」
いないのに、彼に向かって怒鳴る。
好き、なんて気持ち始めて言った。
言えなかった。
言おう言おうと思って言えなかった。
ずっと心の中だけで呟こうと。
「・・・・・・え?」
手紙も後半。
相変わらず私の優しい言葉。
その最後。
書かれていた文章に私は目を疑った。

【今更だけど、お前が好きだった
 多分伝えてないだろうから書いておく】

「・・・こんなの・・・っ反則だよ・・・!!」
日番谷くんの告白に涙が溢れてきた。
思ってもいなかった。
彼が私を好きだなんて。
ありえない夢なんだと考えていた。
なのに―
「もっと早く・・・知りたかったよ・・・」
片思いでも貴方はいない。
いないのにどうしたら良いの―?
涙が流れて止まらなかった。
----------------------------------------------------------------
まさかの死ネタ。
こうならないといいなぁ、本当に。
気分が落ちると書いてしまうもんなんですね、死ネタ。
 

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