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気まぐれに更新する小説ブログ。
2024年11月23日 (Sat)
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2009年10月18日 (Sun)

ウザイ!と思ってる方、飛ばしてくださって構いません。
自分でも多すぎるのは承知のうえですので;;;

それでも付き合ってくださる方は↓よりw


*事例3[秋風]

図書館。
「弘人!」
「里衣さん」
「あ、また里衣さんって言う・・・」
推理小説の本棚にいた弘人に、里衣が声をかけた。
「駄目ですか?」
「勿論!だって、恋人同士なんだし」
大学生の弘人に、図書館館員の里衣。
2人は年の差カップルである。
図書館で出会い、図書館で恋に落ちた。
「そうですけど・・・里衣さんで良いって言ってくれたじゃないですか」
「里衣って呼べるなら駄目です!」
弘人は困り果てていた。
確かに最初は呼び捨てにしていた。
だが、里衣は年上だ。
年上を呼び捨てにするなど、弘人の常識では出来るものではないと思い始めていたのだ。
それを里衣に伝える事が出来なかった。

「里衣って呼んでよ!ちゃんと」
「駄目です」
「何で?図書館だから?」
「違います」
「・・・あ、年上だから?」
「っ!!」
感の鋭いので、あっさり言い当てられた。
「そうなんだ?年上だからなんだ?今更じゃない?」
「今更じゃないですよ!!!」
「良いのよ、恋人は。許されるの」
「そうですか?」
「えぇ。私が読んだ恋愛小説にも書いてあったわ『恋は、年齢や身分に隔たりを作られない自由なもの』って」
「・・・随分ロマンチックなんですね、その小説」
里衣が目を輝かせながら本の中身を言い続ける。
彼女は小説の話になると、自分の世界に入り込んでしまうのだ。
弘人は溜息を吐いた。
「聞いてた?私の話」
「はい。凄くロマンチックですね」
「そうでしょ?『甘い魔法』っていう本なんだけど、この図書館にも入ってるの。弘人も読んでみてよ」
「気が向いたら読みます」
今から持ってくる!と全く人の話を聞いていない彼女に溜息。
でも、呼び捨ての話を逸らせて良かった。
さて、次はどうやって話を逸らそうか。
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一年前の文化祭の冊子の2人のその後。
でも、やっぱり忘れてる人(苦笑
里衣ってこんなに天然だったっけ;;;
弘人ってこんなあしらいする子だったっけ;;;
疑問です。

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